先ほど、【.】は、一文字の伏字のようなものと書きました。
しかしながら、一文字ではなく、文字数を指定して使うことが出来ます。
その方法は、【*】や【+】【{}】を組み合わせて使います。
それでは、ひとつづつ例をあげながら説明します。
【*】を使う。
【a.*c】【abbbbbbbbbc】=【マッチします】
【*】は、0文字以上の任意の文字を指定します。0でもよいということは、【ac】もマッチします。しかしながら、【ca】はマッチしません。
【+】を使う。
上記の例の【.*】を【.+】にします。この場合は、1文字以上になりますので、【ac】はマッチしません。
【?】を使う
上記の例の【.*】を【.?】にします。この場合は、0文字か、1文字なので、【ac】や【abc】はマッチしますが、【abbc】はマッチしません
【{}】を使う
文字数を、明確に指定することが出来ます。
【a.{5}c】【a12345c】=【マッチします】
これは、aとcの間に、5文字の任意の文字があればマッチするものです。この例では、【aあいうえおc】はマッチしますが、【ac】や【aあいうえおかc】はマッチしません。
さらに【{}】を使う
先ほどの文字数指定の方法として、○文字以上、○文字以下という文字数の範囲を指定することも出来ます。
【a.{5,10}c】【a123456789c】=【マッチします】
この例では、aとcの間に、5文字以上、10文字以内の任意の文字があるときにマッチします。つまり、【aあいうえおc】も、【aあいうえおかきくけこc】もマッチします。